“まちのひろば”ってこんなイメージ
●3人集まれば“まちのひろば”
●参加のきっかけとなる出会いの場
●楽しい、関わりたくなる、人を惹きつけるコミュニティーの入口
●家庭、学校、職場以外の地域の居場所(サードプレイス)
●「自分の求めるつながり」が見つかる場所
2007年、経験豊かな隊員を講師として地域に派遣するシステム「出前落書き消し」をスタートさせた。
新百合ヶ丘駅の住宅街のど真ん中、白い塀に黒ペンキでかかれた仏頂面[ビフォー]が。参加したご近所のお母さんは「子どもがこの絵に怯えるので、まわり道をしている」と迷惑していると。
作業はマスクとゴム手袋をつけ、スプレーによる溶剤の噴き付けからはじまる。20秒もするとどす黒い液体が滴り落ちる。ウエス(ぼろ切れ)で素早く拭い取る。ポイントは下地の塗料、乾燥した後の色調変化の見極め。塗装はムラが出ないよう全面に軽く刷毛を運ぶ。80分ほどで作業は終了した。
依頼主は見事に復元した白塀[アフター]に大満足の様子、幾度となくスタッフに頭を下げていた。
参加者からはこれを契機に落書き消しを町会活動の一つとして定着させたいとの頼もしい声も聞こえてきた。
「隊は準備万端整えて出前要請を待っています。落書きを見かけたらぜひご一報をください」と意欲満々である。
区内の美化と犯罪防止を目指して活動
【ビフォー】塀に書かれた落書きを
落書き消し作業中
【アフター】塀は真っ白に